三人という単位

2021年11月25日

お釈迦様が推奨した修行の参加人数は三人。これをサンガと呼びます。

一人だと、怠ける。

二人だと、途中で仲違いして、やってきた修行が無駄になる。

三人だと、二人が仲違いしても、一人が仲裁してくれる。

これ以上大人数だと、派閥が出来る、疎外される人が出る、など、集団としてまとますほうに力が入ってしまう弊害が生じるようです。

仲の悪い者を組み合わせると、足の引っ張り合いで全く進まないことがあります。

プロジェクトを完成させるという共有意識を互いに持つことで、微妙な均衡状態でプロジェクトが進んでいくならば御の字です。なかなか、割り切った関係を構築するのは難しいことですから、ときどき口に出して動機付けすることを心がけてみるとプロジェクトの成功率はあがるのではないでしょうか。

共有意識があったとしても、仲の良い者を組み合わせると同じ方向に急速に進んでしまい、間違った方向に進んでいることに気が付かないこともあります。 

プロジェクトの完成よりも、チームの仲が良いことに重点を置いてしまい、馴れ合おうとする方向に進もうとする勘違いをしている人も多いです。

なかなかうまくいかないなあという事態に直面したら、三人という単位とその構成員はだれかということに気を使ってみてください。