今日やるべきこと
仏教の教えは、善因善果・悪因悪果・自因自果です。
因(行為)と縁(環境)で果(結果)が生じる。まいた種はいつか実るが、まかない種は永遠に実らない。
先を見て、今やることを決める。どんな果が欲しいかよく考える。果を明確にできれば今やることが決まる。目先の利益に囚われると、将来に向けての先行投資ができない。先行投資が無ければ、将来の成果は見込めず、常に目先の利益を追うことに追われてしまう。
①重要性 高 * 緊急性 高 = 今日、やらねばいけない作業。これをやらないと明日は無い。
②重要性 高 * 緊急性 低 = 今日、やってもやらなくても、明日は変わらない。しかし・・・・
③重要性 低 * 緊急性 高 = 今日、やってしまわないと、明日、面倒が増える。
④重要性 低 * 緊急性 低 = 今日でも明日でも、何時でもかまわない。やれば何かの足しになる。
経営セミナー等を受講すると問題を上記のような4種類に分類することが多いです。
たいていの人は、①と③に追われて、1日が終わります。
①と③は、過去の因(行為)が今の縁(環境)によりもたらされた果(結果)の後始末です。
将来の果の種まきは②の問題に取り組むことです。
②の成果は、いつ出るか判りません。明日、急に成果が出る可能性は、まず皆無。取り組んでも、まったく変わらない日常が続くことのほうが大半でしょう。
それでも取組を継続する。
種をまかないと芽が出ない、種をまいても手入れをしないと育たない、至極当たり前のこと。
仏教の教えは、原因と結果の法則に忠実 。奇跡を予定していないところが安心できます。
他者と比較せずに幸せを感じる絶対の幸福を感じるために、
今日やるべきことは、将来の種まきです。
短時間でもいいから、数年後を見据えた作業に取り組みましょう。
毎日、ダイエットに励む。なかなか痩せない。
毎日、ちょっとだけジャンクフードを食べ続ける。てきめん太る。
②の道は上記の例のように厳しい道ですが、気負わずやっていきましょう。