仕事の選び方
2021年12月17日
『好きなことを仕事にして、楽しく生きましょう』ということをよく聞きます。
現実は、なかなかうまくいかないようです。
時代によって違いはありますが、好きなものって、皆が好きなものなんですよね。
需要もありますが、供給も過多なので、競争が激しい。
スポーツにしろ音楽にしろ芸術にしろ、幼いころからやっている人のほうが上手い。
後発の人が割り込んでいくのが難しい分野です。
ここに選び方のヒントがあると思います。
幼いころに得意だったことを探してみる。あまり練習しないでできてしまったことがないか思い出してみる。それが見つかったら、得意だったことの延長線上にある、なんらかの関係がある分野の仕事に向いている可能性がある。
好きよりも得意なことを優先する。
ここを究めると、仕事と遊びを完全に分離してしまう。仕事は仕事と割り切ってしまって、人気が無い分野を仕事にする。需要はありますが、供給が少ないと、競争は低い。仕事は絶えずありますから、やっているうちにその道の第一人者になることができるかもしれません。
実際、好況と言われる分野でも、きっちり利益が出るのは上位30%と言われています。
不況と言われる分野でも、上位20%はそこそこの利益を確保しています。
諸行無常ですから、好きなことも常に変わっていきます。仕事は仕事と割り切るのも一つの生き方だと思います。