内道と外道
2021年09月27日
仏教では、内道と外道とは、道理の内側か外側かという意味を指す言葉だそうです。道理とは因果の道理のことで、三世(過去世、現在世、未来世 )十方(東西南北上下四惟 )を貫く真理とされます。『まかぬタネは生えぬ、まいたタネは必ず生える』という真理です。一切の運命はすべて己のまいた種の結果であり、これに万に一つも例外はないと教えます(自因自果)。
仏教では、自分に何らかの因(行為)があるから、この果(結果)が生じたと説きます。たまに原因が何か判明しない結果が生じることがありますが、原因が判明しないだけで、必ず原因はあります。
内道とは、己に生じた結果は己のまいた種が実ったものと認め、結果に対する責任を自らが負うこと
外道とは、己に生じた結果は他人がまいた種のが実ったもの(他因自果)と主張して、結果に対する責任を他の者・物に押し付けること