怒りの弊害
2021年09月26日
ある和尚様の動画で『怒り』の弊害について触れられていた。
武道を真剣にやられていたそうで、若い頃は、鋼の肉体・鋼の精神を得ることをモットーにして、鍛錬されていたと語っている。
あるとき、怒りにまかせて、ガムシャラに戦ったところ、コテンパンにされたそうだ。
怒りという感情は、体内にアドレナリンを分泌させる。
一時的に力が増すが、スタミナを奪う。短時間で倒せる相手ならば通用するが、延長戦や持久戦になるとスタミナを消耗してしまい、こちらが動けなくなって負ける。
冷静さを失い、今まで培った知恵・技術・経験がどっかに飛んで行ってしまい、使えなくなる。冷静な相手には勝てない。
怒りは、心が病んでいる状態だから、怒りを感じたら怒りを鎮めて平穏に戻すことが一番最初にすべきこと。理不尽と戦う必要があるときほど、怒りを鎮めて平穏な心で、持久戦を戦う覚悟を決めることが肝心である。
和尚様の現在のモットーは、しなやかな肉体としなやかな精神だそうです。
有難いお話でした。カーっとしたら鎮めましょう。
なぜ、ボクサーが試合前の会見で相手を挑発するのか、相手を怒らせて冷静な判断をできない状態にするためですね。はぐらかして、逆に相手を怒らせることを狙ったカウンターをうつ。試合前から戦っているんですね。