慣習

2023年02月21日

人間の社会には、慣習が生じる。

法のような強制力は無いが、慣習に従っていると大過なく過ごせるというもの。


慣習というものは、現在の生活を大過なく過ごすことを目的にした、その社会で暮らす人の共通認識と言える。

自然環境が変化したら慣習を変更しないと生存できなくなるもの。

小さなところではちょっとした技術の進歩があっただけでも、変更が必要になるものである。


慣習にとらわれると、変化についていけなくなる時もある。

慣習に染まると、人は怠惰になって、変化することを拒み、変化しようとする人を排斥しようとする。

慣習を利用する権力者が、権力維持のために、異端者弾圧を始めたりする。


慣習というものは、絶対に必要なものであるが、常に更新していかなければならないものである。

今を生きるとは、自分の意識(慣習)を、アップデートすることかもしれない。