機を見る
2022年03月05日
『機を見るに敏』
素早く好都合な時期や状況を把握して的確に行動する様という意味です。
このことをファッションに当てはめたとも思われるのが
「TPOをわきまえて」です。
「時(time)」「所(place)」「場合(occasion)」に応じた服装の使い分けのことを指す略語のことで、和製英語です。
『因と縁があって、初めて果が出る』という仏教の教えから考えてみると、
環境に合った行動をとらない限り、結果は出ないということになります。
環境に合った行動をとると、それに見合った結果が出ます。
悪縁のとき、それに合った悪因を取ると、悪果になる。
悪因をしたときに、たまたま悪縁があると、悪果になる。
悪因をしても、悪縁が無い限り、悪果が出ない。
ちょっと安心です。
しかし、悪因をしたという事実は延々と残ります。
この悪因が、悪縁に出会ったときに、悪果をもたらします。
そのころには、悪因をしたことはきれいさっぱり忘れていたりしますから、
心理的にやられてしまいます。
なんて、運が悪いんだろうを嘆き悲しむかもしれません。
こんなことが生じないように、
悪因をしてしまったなあと感じたら、すぐに悪因を打ち消す因を行うほうが良いでしょう。
転ばぬ先の杖のお話でした。表題とは関係ない方向に話がすすみましたね(苦笑)