歩
2024年12月12日
歩!
歩く、歩む、一歩一歩、一日一歩というような使われ方をしている。
止 が 少 と書いていく。
止まるが少ないから、動いている状態を指している。
同じ動いている状態を指す『走』からは、土の上を素早く足を動かしているイメージが浮かぶが、
歩は、ゆっくり動くイメージしかない。
止まっては少し動く。
この感じが日本に伝わってきたころ、早朝や夕暮れは、真っ暗だった。
部屋の中も、蠟燭のような灯りがついているところは稀れにしかない。
暗い中をそろりそろり足元を確認しながら動いていく。
これが本当の人間の動き方かもしれない。
周りの状況が判らない状況で、そろりそろり動き、ときどき止まって安全を確認して、また少しだけ動くを繰り返す。
現在は、マニュアルなどがあるから、解った気になって、やみくもに走って、事故にあう。
2024年から風の時代になったといわれるが、人間は大地の上で暮らしている。
風に転がされて痛い目に会わないように、そろりそろり足元を踏みしめて、暮らしを成り立たせる。
飛び越えられそうもないギャップにであったとき、風の力を借りて飛び越えるのが、風の時代の生き方だと思う。ジャンプする前にしっかり助走できるように、脚力をつける。そのために日々歩いて鍛錬しておく。