自業苦（じごく）

『苦しい気持ちに病むな！』

苦しい気持ちに囚われて(自業苦）、心が病んでしまわないようにしましょう。 

幸せな気持ちが続かない様に、苦しい気持ちも続きません。

諸行無常の世の中ですから、すべてのことは空言・戯言で真あることなしと思っておいたほうが良いそうです。

充実→不毛

不毛→充実

結婚詐欺を例にとっている講話を聴きました。

例１

結婚詐欺だと気づく前は、非常に充実した日々を送っていると感じて、バンバン稼ぎドンドン貢ぐ。

結婚詐欺だと気づいた時に、充実した日々は、不毛だったと感じる。

例②

意中の人にまったく相手にされず、情けないなと思っていた。

後で、意中の人が結婚詐欺で捕まった。相手にされずによかったなと思う。

お釈迦様は、人生は旅のようなもので、人間は旅人だそうです。

旅人だから、環境はどんどん変わっていきます。

今は通過点ですから、すぐに過ぎ去ってしまいます。

楽しいも、悲しいも、辛いも、嬉しいも、一瞬でしかありません。

過ぎ去ったことに囚われずに、今の出来事に集中する。

楽しみも一瞬、苦しみも一瞬、ですから、真剣に楽しむ、苦しみも一瞬ですから囚われない。

楽しい時も、あっという間に環境は変わってしまいます、いつまでも囚われないようにしましょう。成功体験に足をすくわれる人がいかに多いことか。 

環境の変化が遅いと、苦しみを引き摺りやすいから、苦しい時は、環境を変えることに集中しましょう。

ある環境では因をいくら積んでも果がでなかったのに、まったく同じ因を別の環境で行ったら果があっさり出た、こんな経験をしたことはありませんか？

因と縁が合わさって果が出るのです。

縁（環境）を変えていくという努力を絶やしてはいけません。