どんな人でも幸せになれるという教え
2022年06月02日
人は弱い。
仏教の教えの根本的な前提。
人は、広い海に独りで放り出された存在。
人生は、難度海・生死の苦海を渡っていくこと。
人は、浮遊物に必死にしがみつこうとする。
浮遊物とは?
金や財、地位や名誉、親や子、信念、などなど。
必死にしがみついているとき、人は自分は強いと思う。
何かに執着することで、強いと錯覚できる。
世の中は諸行無常。常に揺れ動いている。
競争相手を押しのけて、しがみついた浮遊物だが、安定してないから、簡単にひっくり返る。
浮遊物にしがみつけないと、悲しい。
折角しがみついたのに、浮遊物がひっくり返ってしまうと、悲しい。
そして、人は弱いから、執着してしまう。
執着があるから、溺れる。
執着して溺れてしまう人を救助するために、
仏さまは、大悲の願船という船を作った。
弱い人でも救われる。
どんな人でも、仏さまに救われる仕組みがあるというのが重要。