イライラが充満する電車
2022年01月27日
昨日、JR中央線に乗っていた。
混みあった電車の中で、ちょっとした接触で小競合いが起きた。
車両内の雰囲気が急激に悪化した。
駅に着くたびに、乗降客が入れ替わるのだが、肩が触れて険悪になる人、降りようとする人に後ろから突き飛ばされるようになる人が、次から次に現れる。
異様な雰囲気のまま新宿駅から立川駅まで電車が走り、日野駅以降は、車両内が空いたことで、その雰囲気が若干和らいだが、残っている乗客の表情は最後まで険しかった。
コロナウイルスにより行動が制限され、罹患するかもしれないという恐怖と合わさって、イライラが溜まっている。
自分自身でイライラを解消できず、その不満を他人にぶつける行動をとってしまう。
狭い席に強引に座る、人に声掛けしてどいてもらうのではなく押し出そうとしたりする。
文句を言われると、自分の独りよがりな正論を振りかざすのだが、相手の独りよがりな正論とぶつかりあってしまう。
自分自身の問題を自身で解決できず、他人に依存してしまっているのだ。
絶対(人と比較しない)と相対(人と比較する)の差を目のあたりにした気がした。
人と相対することを欲しているにもかかわらず、それが対立関係として実現すると、人はより孤独感にさいなまれる。
精神がおかしくなってしまう。
イライラを解消するためには、何か特別なことをする必要はないと感じる。
料理する、掃除する、洗濯する、何でも良いのだ。ただ、自分が満足するまでやってみる。
人と比較しない、ただ自分が満足できるかいなかだけだと思う。
イライラが充満する環境に身を置いたのは、なにか自分にとって+になる縁だったのだろう。