両忘

2022年01月18日

両忘とは、両方の極を忘れるという意味だそうです。

禅の世界では、両方の極は、生と死のことを指しますが、どう生きるか、どう死ぬかに四六時中囚われていたら、なにもできなくなります。

なにかをするためには、両方の極、どう生きるか、どう死ぬか は忘れることが肝心だそうです。

頭で考えるのではなく、とにかく動く。

真理とは、何か特別なところにある特別なものでなく、当たり前のことの中にある当たり前のことなのでそうで、当たり前のことを当たり前に行っていくことが、精進なんだそうです。

少しでも、得をしたいとか、楽をしたいとか、良い思いがしたいと思うと、何か特別な方法があると考えてしまいます。

特別な方法などは無いのです。

コツコツ地道にやっていくしか方法はないのです。

何かを成し遂げるためには、当たり前のことを当たり前にやっていくことです。

この当たり前の基準は、世間の常識ではないと思います。

世間の常識は、少しでも、得をしたいとか、楽をしたいとか、良い思いがしたいという思いが前提にあり、特別な方法があるというものですから。

当たり前とは何かは、自分で定める必要がありそうです。この目標を達成するためには、何が日々精進することなのかをしっかり把握しましょう。