今を生きる
2021年09月15日
古い和歌でもよく歌われたように日本人の桜好きは、古来から。なぜか?
聖徳太子様が三宝と称して、仏教の教えを尊重するとしたことから、和歌が成立した時代の貴族階級にとって、仏教は嗜みだったはず。仏教の教えの一つに、諸行無常がある。世の中は常に変化している。一期一会の世界。常に変化しているから、凡人は不安や虚しさや孤独感を感じることが多い。今は今しかないから、今を大切に生きることによって、安らぎや満足感を感じ、幸せへの希望や将来への希望を抱くと仏教は説く。
桜の花の旬は一瞬。満開の花を愛でることは、誰もが今を生きて楽しんでいると感じることができる機会だったから、花見は定着したのかもしれない。
現代社会の変化はかつてなく速い。それだけ、一期一会を体感できる機会に恵まれているということ。今を生きるということが楽しい時代だと思う。