作務
2022年09月14日
仏教の発祥の地のインドでは、修行僧は日々の生活の糧を托鉢に頼ることとされていました。
チャイナに広まったとき、戦乱期でした。
托鉢に頼ることができないから、チャイナの修行僧は自給自足の生活を始めざるを得ませんでした。
自給自足の生活を修行・気づきの場と捉えるようになったことにより、仏教が、庶民にとって身近な存在になったのかもしれません。
生きるためだけにつらい労働に従事するのではなく、1日の生活すべてが気づきの場であると捉えると、あらゆる瞬間が、進化をもたらす可能性を秘めているということになります。
空と無の違いは、
無は何もありませんが、
空は可能性なのだそうです。
色即是空 空即是色
一瞬を可能性と捉えると、すべての作務を疎かにしてはいけないということに気が付きます。
一つ一つの作業に集中します。ながら仕事は止めます。