作法
2022年06月28日
作法:決まった方法で、決まった内容を、順番通りに行うこと。
嬉しい・悲しい・楽しい・つまらない・寂しいなど、どんな精神状態にあっても、毎日、作法を行う。
『どんな状況でも、平常心を保て!』とよく言われますが、
平常心を、心が安定していると定義すると、
普段の生活のなかですら、心を安定させることが難しいのに、有事の際に心を安定させることは至難の業ということになります。
平常心を保つ方法を教えていないにもかかわらず、平常心などとほざく指導者は失格です。
人は安全が保たれていると確信できるとき、心が安定する生き物です。
客観的に安全が保たれている環境はまずありえません。主観的に安全が保たれている状況は作り出すことができます。
安全が保たれていると思える自分をどのように作り出すかが、何をするうえでも、重要なことになります。
いかなる精神状態であっても、作法はできるということは、安全が保たれていると思える自分を作り出すうえで、重要な訓練になります。
有名なアスリートがやる毎日やっている習慣を、マスコミは『ルーティンワーク』と紹介しますが、ある作法を習慣化するまで行って、自分の心を整えていると解説しているマスコミは少ないようです。