信賞必罰

2023年02月01日

信賞必罰は、組織の統制を維持するためには、不可欠である。


褒めるべき時に褒め、叱るべき時に叱る。


適切な時期に、適切な方法で、信賞必罰をおこなわないと、なぜ褒められたのか、なぜ叱られたのかが、当事者だけでなく周囲の人にも判らないから、運用が難しい方法である。


信賞必罰の前提条件として、人間は利によって動く生き物だという考えがある(韓非子)。


この『利』が、人によってそれぞれ違うから、運用が難しい。

お金が絶対、

お金よりも昇進、

お金や昇進よりも面子や体面、

責任は負いたくない、

等など。


公平な取り扱いをされているという感覚を組織内の人々にある程度感じてもらっていないと、依怙贔屓だと理不尽だなどという雰囲気が出てしまう。


飴と鞭の使い分けは、臨機応変におこなうものであるが、

信賞必罰は、一貫性がないと、組織に対する不信感が溜まってしまう。



さじ加減が難しい。

この人間がどういった人間なのか?

日頃からよく観察しておく必要がある。