小変に気づくか?

2022年06月24日

 組織がガタガタになるほどの大変が起きるときがあります。それは突然起きるものではなく、その前にたくさんの『小変』が起きているそうです。

 『小変』は認識できたものですから、当事者にとっては認識できていない『微変』は無数に生じています。

 当事者が、慣れっこになってしまい、鈍感になっていると、『小変』が認識できなくなり、一気に『大変』がきます。

 構成員が自発的に考える組織であれば、『小変』に気が付く可能性が高まり、問題を解決する方向に向かうことができるとする、指南書やマニュアルが多く出回っています。

 構成員が自発的に考える組織にするためには『どうしたらよいのか』を説く指南書やマニュアルも多数あります。

 問題は、構成員が環境を整えてあげれば自発的に考え出すという前提条件です。

自分の頭で考えて問題を解決することができる人はどれだけいるでしょうか?

自分がやっていることへの理解があり、きちんとやっていることが適切かどうかを評価できないと、何が問題なのか認識することはできません。

自由にやっていいは、自分の都合のいいようにやっていいになってしまいます。

そうなると悪因悪果になってしまいます。

何が善因なのかを、徹底的に突き詰め、共通認識を持つことが大切です。

何が善因であるかを形で覚えることから始まり、なぜそれは善因になるのかという根拠を理解するまでやらないと、構成員の共通認識はできてこないと思います。


善因の根拠は、その組織の本願・理念です。

在り方という考え方を大事にしたいですね。