期待値
2022年01月12日
優秀な人がたくさん周りにいる人は、人に対する期待値が高くなります。
ですが、優秀な人は少数派です。
頑張っている人がたくさん周りにいる人も、人に対する期待値が高くなります。
誰しもが、怠けたい、手抜きしたいという思いを心の中に秘めていますから、自分を律し頑張り続けるというのは、至難の業です。
頑張っている人も少数派です。
優秀で頑張る人という超少数の人たちが身近にいて、その人たちに対する期待値が基準になってしまっている状態になってしまうと、すべてに不満が生じていきます。
全体のせいぜい3%くらいしか存在しない人に対する期待値を、残り97%にあてはめるというのは異常です。
そもそも期待値は自分の思いであり、他人がその通りに動いてくれることは絶対にありません。他人を変えることはできませんから、他人に期待するよりも 、自分を変えるほうが、お得だと思います。
お釈迦様は、教えを請いに来たすべての人に、その人の個性や能力に合わせた方法・手段を用いて、仏教を教えたそうです。何十ものお経が残っていますが、いろいろなお弟子さんに、それぞれ違う表現を用いて、教えている様子がうかがえます。
相手を見抜く力が無いと、その人に合致する方法は見つかりません。相手に期待を押し付けるのではなく、相手に寄り添うことで相手の結果達成を支援することのほうが、不満は少なくなるでしょう。
「期待しない」ということを心がけてみましょう。