看脚下
2022年01月21日
「眼を凝らして足元を見よ」という意味の禅語です。
本当に進歩したいのならば、しっかり自分の足元を見ることが必要です。
ぬかるんだ道を走るのと乾いた道を走るのでは、どちらが走りやすいでしょうか?
言うまでもありませんね。
走りづらい環境でいくら頑張っても、ただただ疲れるだけで、全然、前に進みません。
できればぬかるんだ道から乾いた道に移動したいですが、なかなか簡単に移動できないのが世の常ですから、せめてぬかるんだ道の中の比較的ぬかるみが少ないところを選んで走りたいです。
平坦な道と上り坂や下り坂では、走り方を変えたほうが良いでしょう。
こういうことができるようになるには?
現状を自分自身で把握することができることが肝心です。
現状の何が問題なのか自分で考え、問題だと考えた事柄の解決策を自分で編み出す。
失敗しても何度も繰り返しているうちに勘所がつかめるようになると思います。
他人が出した問題を回答するのが学校の勉強だとすると、自分が出した問題を自分で回答するのが社会の勉強ということになります。
自分自身の問題なのですから、他の方が問題を出してくれたり正解を教えてくれることはないのです。
自問自答を繰り返していくのです。 解は1つではなく、たくさんあるのです。どれを選んでも良いのです。正解は一つしか無いという妄想は捨ててしまいましょう。