苦しみは、自分の内側で製造している
2022年02月05日
お釈迦様は瞑想座禅をして悟りをひらいた。
苦しみ・悩みを、瞑想座禅することで、手放した。
『苦しみや悩みの存在する場所は?』
瞑想座禅している間は、外界からの刺激が無い。
それでも、苦しみ、悩む。
つまり、苦しみや悩みは、自分の外側にはない。
外側に無いのだが、苦しみや悩みは、確かに存在している。
存在している場所は、自分の内側である。
『苦しみや悩みの原因は?』
いつ、自分の内側に苦しみや悩みが生じるのでしょうか?
人は、108の煩悩を持っている生き物です。
欲が満たされないとき、自分の思い通りにならないとき、苦しみ悩んでしまいます。
他人を意のままに動かすことは権力を持っていても難しいですし、自然現象を動かすことはほぼ不可能です。凡愚の思い通りに、現実が動くことはまずありません。
まず不可能なことをできると思い込んでしまい、できなくて苦しみ悩む人間は滑稽ですが、それが人間です。
苦しみや悩みの原因は、自分の思いと現実の違いということになります。
自分の思いと現実が違うという現象は、隔たりがある間、常に起きています。瞑想座禅しても、隔たりが存在している間は、苦しみ悩むということになります。
『悩みは苦しみは、自分の思いだから、自分の内側にある。』
これをしっかり理解して、外側に責任転嫁せず、今、自分の思いと外部環境には隔たりがあるんだなあと客観視する。
外部環境はこうだ。
自分の最終目標をこうだ。
今の自分の思いをどのように修正すると、困難な外部環境下で、自分の最終目標に至る道を創れるのか。
軌道修正して最終目標を達成するために今できることに意識を向ける。
自分の内側と外側のすり合わせをする。
完璧にすり合わせるなど、環境は常に動いていますから、不可能です。
『やれば、たまにできる』くらいでちょうど良い、いい塩梅なのではないでしょうか。