諦？

『四諦』

苦諦：人生は苦しみの連続である。・・・果

集諦：苦しみの原因は煩悩である。・・・因

滅諦：苦しみが滅すると幸せになるよね。・・・果

道諦：煩悩を滅する方法は何？・・・因

①なぜ、苦しみの連続なのか？

人は何かを求める本能を持っている。

求める→願いがかなった→飽きた→新しいものを求める

求める→願いがかなった→願いは裏切られた→新しいものを求める 

求める→願いはかなわなかった→もう一度同じものを求める。

求める→願いはかなわなかった→別のものを求める。

この４パターンを延々と繰り返す存在である。

②苦しみの原因は何か？

求めるは、生きとし生けるものなら、すべてのものが抱いている本能である。適度な求めるは生きとし生けるものの『やる気』を引き出す。求めるは、願いがかなった・かなわなかったを問わず、次なる求めるを産みだす。それゆえ、過度に執着するとやる気は苦しみに変わる。

③苦しみが無くなるとどうなるの？

苦しみが滅すると、幸せになる

④苦しみを無くすには、どうしたらよいだろうか。

方法をいろいろ考える。

ここでいう諦は、諦める・断念するという意味ではなく、因果関係をしっかり結びつける・あきらかにするという意味なんだろう。

幸せになるためには、苦悩の原因をつきとめ、苦悩の原因を滅する方法を考えるという過程を四諦と言っているのだろう。

29歳までぷー太郎をやっていたお金持ちのボンボンが、悩みに悩んだあげくに修行を始め、悩みを克服する過程で得た体験を教えているのが仏教。

スーパーマン・ウルトラマン的な神様が多いなか、仏教のお釈迦様は、僕にとって親和性が高いのである。