Gameにはルールがある

2022年03月27日

儒教の教えは、金銭のやり取りを好まない。商売を卑しいものとする。

日本は江戸時代に儒教思想が蔓延った。

明治政府も儒教的な忠君愛国を国民に求めた。

このためか、お金の話をすることを嫌がる気風がある。


お金の話をすることを好まない環境で育った人は、お金は汚いものというような感覚を身につける。

この感覚が悪さを働く。

汚いものだから、何をやってもいいという態度で行動する。


経済活動はMoneyGameである。

お金を投じて、お金を増やすというGameである。


全ての遊びにルールがあるように、

MoneyGameにもルールがある。


ルールを守らない者は、一時的には儲かるかもしれないが、長期に渡って活動することはできない。

やがて取引から排除される。


ルールを守るとは、信用を作るということ。


本当の商人には、江戸時代に確立された商人道という合理的な判断・活動を最善とする信用第一という思想が受け継がれている。

武士は食わねど・・・・・などという独り善がりの思想である儒教的な視点で商売をとらえることは止めよう。