ルールは思想

　You tubeの格闘家の菊野さんと空手家の福地さんのコラボ動画を見ていた。

その中で、菊野さんは『ルールは思想』と語っていた。

あるルールに基づき、試合をする。

その試合で何を表現したいかを一番示しているのがルールである。

主催者が何を表現したいかが、自分が格闘家として求めていることに近い試合は戦いやすい。

このようなことを語られていた。

ルールの解釈は人それぞれなので、

試合では、字面だけを追う人、悪用する人、様々な考えが入り乱れる。

面白い試合は、選手が同じようにルールの解釈をしているときに起きるのではないか。

選手同士の意思が共鳴して試合の流れを作る。

流れに乗って、技の応酬が繰り広げられ、観客を乗せていく。

観客の熱気が、選手に伝わり、選手のパフォーマンスに力を与える。

それが、また観客を乗せていく。

静と動、力と力のぶつかり、技の掛け合い、受け合い、

試合の流れに緩急があり、その緩急を試合会場にいる全員が体験する。

興奮を完璧に体感するって、幸福感と自己肯定感がフル充電される感じがする。