互助をなすために必要なこと

2021年10月18日

 人が、互助の精神をもって、行動するとき、社会の基盤は安定する。社会基盤が安定することにより、経済活動が活発化し、人々に富が回り、より安定した社会になる。

 互助の精神を持っていても、残念ながら、無い袖は振れない。

 経済的な余裕が無いと、互助活動を行動に移すことは困難。

 互助を為すためには、金銭的なゆとりが必要になる。

 経済的な余裕をどのように作るか?

 ①しっかり稼ぐ

 ②きっちり倹約する。

  しっかり稼ぐですが、後ろめたい稼ぎ方をするのは無理していることになり、そもそも互助の精神に欠けます。

倹約するですが、『出金は少なく』ではなく、『出金は出すべきところに出し、出さなくてよいところには出さない』ですね。


清貧こそすべてという儒学者が、嫌い、軽蔑した『稼ぐ』という行為は、世間を豊かにするために必要かつ尊い行為です。

『お金儲けは汚い』というのは、机上の空論を戦わすだけで、殿様から禄をもらっていた儒学者たちの妄言にすぎません。江戸時代に儒学者たちが行った改革がすべて失敗したのは、経済の仕組みをしらず、現場も未体験、世間知らずの頭でっかちが、己の歪んだ理念だけ振りかざして、理念に基づく行動を強いた結果、世間からそっぽ向かれた結果です。