執着
2021年10月28日
人間は自分で自分を苦しめてしまう動物です。
だからお釈迦様は、修行に出ました。どうしたら苦しみを手放すことができるかを探求しました。
『苦しみはすべて自分の中にあるのだから、それに執着せずに手放してみましょう。』という結論を出しました。
自分の内側に何が起きているかを探ってみましょう。
過去の出来事を引きづっていませんか?
未来への思いにとらわれ過ぎていませんか?
あなたは、過ぎてしまったこと、まだ起きていないことに執着しています。自分で、今現在、コントロールできないものが、正義面して自分自身を裁いて、苦しみを与えているのです。
苦しみを手放すには、過去の出来事や未来への妄想を捨てましょう。』
このような作業を行うと苦しみから解放されるそうです。
何が苦しみを与えているのかを知らなければ、捨てることはできませんね。自分を知ることから始める。悪い面だけ見ていた自分に気が付くでしょう。自分にも良い面があるにもかかわらず、そこに目が向かない、苦しいですね。
なぜ、目が向かなかったのか?
苦しみを自分以外の何かのせいにしてませんか。自分以外の何かはコントロールできません
自因自果・善因善果・悪因悪果です。自分で蒔いた種が自分に収穫をもたらす。
すべては自分次第です。どんな状況も自分に由っているから、自由なんです。苦しみから自分を解放することが自由なんですが、自由はあくまでも自分が自分自身で作り出すものです。
昨日までの自分を捨てましょう。明日の自分にもとらわれないようにしましょう。今日の自分に集中しましょう。それが執着を捨てるきっかけになると思います。