禅定と散乱

2021年12月02日

禅定:心が鎮まっていること。

散乱:心が乱れていること。


業(カルマ):行為すなわち因

業をすると報がある。(因があれば果がある。幸か不幸が実現する)

人の三業

1.意業 (心の因:思うこと)

2.口業 (口の因:言うこと)

3.身業 (体の因:動くこと)

善導大師いわく『人は一日に8億4千回心が変わる』。


口で言うにしろ、体を動かすにしろ、非常に狭い範囲にしか届かない。

思いは、勝手に大宇宙にまですっ飛んでいく。

思うことは非常に危険な因(種まき)である。

人は、心を鎮めようとするとき、心の乱れを感じる。

8億4千回も善いことを思うことはできない。だいたい悪いことを思ってしまうのが人。

煩悩は強い!

制御不能である。

しかし、願力(お釈迦様の力)は、無窮(限りなし)。

仏智(お釈迦様の智慧)は無辺(限りなし)。

他力(お釈迦様の力)で人は救われる。他力本願。

人ができることは、人事を尽くして、天命を待つことだけ。

人事を尽くすとは、できる限り、善い因を積む努力をすることだけ。

散乱をできる限り小さくするために、禅定しよう。