騙し合う環境からの脱出
よく騙される人がいます。
一回騙されたら人間不信に陥いったりする人が多い中で、懲りずに何度でも騙されています。
2通りいると思います。
1.自分が人を騙していますから、類は友を呼ぶで人を騙す人が周りに集まってしまい、騙し合うのが当たり前な環境で生きている人。騙されたら、騙し返すという不毛のネヴァーエンディングゲームに明け暮れていますから、感覚が麻痺してしまい、損得勘定がわからなくなり、経済的にはカモにされていることに気が付いていない人も多いです。
こちらの人は、『人を騙さない』ことでこの環境から抜け出せる可能性があります。人を騙さないという因を作ることで、人を騙そうという人を近づけない。人を騙す人が近づいてくるのは悪縁です。悪縁が近寄ってくるのを防ぐことができれば、騙し騙されの環境から脱却できます。もっとも、それまで作った人間関係がなくなりますから、新たな人間関係を構築するまでは、ボッチ君ですが。親の因果が子に報いという言葉もありますから、騙し合う環境を子供に残すのか、残さないかという視点から見れば、早めに環境整備に取り組んだほうが良いと思います。
2.他人に依存しているから、騙されるたびに、異なる騙す人に頼って、カモにされる人。
他人に依存している人に、自律しろと助言すると、助けてもらえると思って依存してきますから、かかわらないのが一番の処方箋ですね。因と縁が結んで果が出るという仏教の教えから考えると、依存症の人とかかわるのは悪縁です。係わらないという因をしないと悪果が生じます。だから、他人に依存している人に近づいてくるのは、その人から搾取したい人に限られます。
処方箋は、他人に依存する生き方を変えましょうですが、こちらはとても難しいです。甘やかされて育った人は、そもそも自律した生活を送ったことがありませんから、三つ子の魂なんとやらです。だから、勝手にカモにされててください(僕に近寄らないでねというのが本音です)。
『僕に近寄らないでねというのが本音です。』という文 が実はこの記事の本題です。
人は、余裕が無くなると、生存本能が働き、人を騙してでも生き残ろうと行動する習性があるそうです。
本来、人は騙す存在!
騙すという執着から脱却するためにはどうすればよいかを考えなければならないでしょう。
余裕が無くなる:普段から、質素な生活を送っていれば、余裕の奥行きは広いです。贅沢な生活をすればするほど、余裕に奥行きが狭くなります。
騙す存在がない:騙す存在が無ければ、騙すことはできません。騙されてしまう人を身近におかないということはとても重要です。騙す必要が無い存在で周囲が埋まっていて、騙されてしまう人が入る隙間を無いというか環境を作りたいですね。
ポッチ君上等で生きましょう。
まず『騙さない』ということから始めましょう!